スポンサーサイト

カテゴリー: スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
拍手する にほんブログ村 鳥ブログ 文鳥へ blogram投票ボタン
--/--/--(--) --:-- | トラックバック(-) | コメント(-)

去るベージ猿ベージサルベージ!

カテゴリー: 小説@文鳥侍

一昨日、改めて自分の書いていた、
過去の『小説@文鳥侍』を読み直していて、
客観的にもやっぱり最初の頃の作品の方が面白かったよなぁ・・・
と感じました。

というのも、自分も書いていて楽しかったから。

過去の外伝全作品と繋げながら、侍の過去に触れつつ、
だんだんとラストを考えて書くようになってからは、
思うような情景の侍が降りて来てくれなくなりました。。。

で、読み直している間にふと、
今とても彼に会いたいと思いました。
腱鞘炎はさておき、今なら書けるかもしれないと思ったから。

でで、29話以降になる予定だった懐古編草稿を探したんだけど、
これがまた見つからない。(汗)

PCにアップ用原稿として打ち込んでいなかったんだろうか?
レポートに書き溜めて置いてただけだったのか、
そのレポート用紙さえどこに行ったのか思い出せない。

ぬー。。。。
何年も前に書いてた物だし。。。
軽く記憶欠落かい?。。。(汗)

と思いつつ、家捜しをしてもやはり見つからない。
(見つけたのは、20代の頃ちまちま書いてたSFファンタジー。笑)

諦めて、もう一度外付けHDD一号・二号の中を、
くまなくサルベージしていたら・・・

ちょっ?!
あったーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!(↑▽↑)

ありがとう!過去のオレ!!

しかし、書きたいという気持ちは、
まあそんだけ今、負のエネルギーに満ち溢れている、ってことかな。
そんな自分はイヤだけどさ。
間違いなく負のエネルギーがないと、懐古編の彼は書けない。

そういえば、以前レプリカの刀を買ったお店で、
「そんなに刀が好きなら・・」と、
模造刀(居合い切りに使うヤツ)を持たせてもらったんですが、
ズッシリとした重みで、小さな店先だったし「当たったら怖っ!」と、
結構怖かった。
けど、あの時の重みは忘れられない。

したら、店のおじさんに
「居合い切りでも習えに行けば、精神が鍛えられるよ」と、
言われたっけ。

今でも習いたい気持ち満々なんだけど・・・な。(^_^;)
チキンではないんだけど、精神面がホント弱すぎる。。。

拍手する にほんブログ村 鳥ブログ 文鳥へ blogram投票ボタン
スポンサーサイト
2012/11/17(土) 23:50 | トラックバック(-) | comment(2)

@文鳥侍

カテゴリー: 小説@文鳥侍

当時より腱鞘炎が更に悪くなったため、
この先書かれることのないだろう作品です。
しかしながらラストだけは決まっているため、この際載せて置こうと思います。

ちなみに『文鳥侍』と『安岐ノ介』は、
今から12年前、HP開設当時から使っていた私のHNです。
しかしながら、とても好きだった安岐ノ介の名前は封印しました。
これは文鳥侍@天羽の小説です。

過去を封印し、俗世間を離れ、文鳥達と共に、静かに生きる侍。
そのことを捨てさせたのは一人の少女。

誰かのために生き、守り抜くということを強く意識しつつ、
常に私と重ね合わせ、この小説を書いていました。
私と彼は一体でした。
私が男ならば、彼のような生き方がしたかった。


----------------------------------------------------------
小説:文鳥侍『懐古編』最終話
----------------------------------------------------------


「侍、お前には分かるまい。
 私があの時味わった失望感を。
 私の片腕としてお前を可愛がり、恩も忘れ、
 文鳥ごときのために、私に刃を向けおったお前を!

 私が分け与えた全ての力を持ってして、お前はそれを仇で返したのだ!
 狂おしく憎い。
 お前を切り裂いてしまいたいほど憎い。
 しかしまた反面、お前の身体の中に私の血が流れているかと思うと、
 愛おしい気持ちが不思議なことに沸き上がるのだ。
 
 のぅ、侍。
 私の分け与えた物を返してくれぬか?
 そして、私の完全なる一部となれ!」

夜屍斗のその言葉で侍はハッとした。

「お前の肉体とその血、心臓を私に差し出せば、
 もう二度と文鳥共や巫女には手を出さないと誓ってやろう」

「は・・・
 何を言ってる?!
 まだそんな戯言を信用するとでも思っているのか!
 それに言ったはずだ!
 私はもう人の世に絶望も失望もしていない!!
 この手で守るべき者のために戦うだけだ!!!」

夜屍斗の目がすうっと細くなった。

「ならば・・・
 私も・・・
 力ずくでも返して貰おうぞ・・・!」

そう言うな否や、夜屍斗の鋭い爪先が侍に襲いかかった。
空気が切り裂かれ、風が呻る。

僅か何ミリの所で侍はそれを交わし、愛刀を構え直した。

「夜屍斗!今度こそ私の手でお前を葬り去るッ!!」

「できるか、お主に・・・この私を?」
失笑する夜屍斗。

「ああ、今度こそな!」

侍は薄く笑った。
それを見た夜屍斗は、訝しげな表情を一瞬浮かべた。

だが、それも一瞬で、大きく羽ばたいた次の瞬間には、
秒速の攻撃が侍に向かって次々と繰り出された。

傍目には、侍が寸での所で、
それをかろうじて交わしているように見えたが、
実際にはそれは計算された防御と言えただろう。

なぜならば、侍には夜屍斗の動きが全て見えていた。
前回夜屍斗と戦った時とは明らかに違う。
今はハッキリと見える。
夜屍斗が何を考え、次に何を繰り出すか、
それさえも予測できると言った方がいいだろう。
更に、風の動きまでさえも読み取ることができる。
それは自分でも驚くべき事だった。

だが、それでも夜屍斗を
自分一人で仕留めることはできないことも分かっていた。
何回か夜屍斗に傷を負わせることはできる。
しかし、致命傷を負わせることは出来ない。
羽ばたく度にヤツの血は瞬時に凝固し、己の傷口を塞ぐ。
その繰り返しだった。

そして、持久戦に持ち込めば持ち込むほど、
侍の体力は徐々に消耗して行く。
今はまだ動きが見えている分、持ち堪えられるが、
疲労がそれを妨げるのも時間の問題だった。

疲れが見え始めた侍は肩で息をする。
あとどれぐらい時間を稼ぐ必要があるのか。
夜屍斗は次第に何かこの戦いが妙なことに気づいてくるだろう。

それでも侍は時を待つ。
粘り続けて、夜屍斗の動きを封じ込める矛の音を待つしかない。
雫が放つ矛鈴の音を。

その時だった。
侍の耳に雫の持つ矛鈴の音が聞こえた。

夜屍斗の動きがそれに反応するかのように、ピタリと一瞬止まった。
それはものの何分であったろう。

その瞬間を侍は逃さなかった。

ズシャリ!と鈍い音と共に、
夜屍斗の片方の黒い翼は侍の刀によって斬り落とされた。

「ッ?!!!!!」

片方の翼を失った夜屍斗は均衡を失い、
もはや羽ばたくことも飛ぶこともできずに地面へと降り、
侍と睨み合う形となった。

「お、おのれ・・・ッ!!」

「お前は前世において雫の光りを奪った。
 だが、その力全てを奪ったと言う訳ではなかったようだ。
 それと気づかなかったか?
 夜屍斗、お前の誤算は前世に囚われすぎていたことだ!」
「ぬぅぅ・・・!」
「お前は現世での私の目が節穴になったとも言ったな?
 それはお前かて同じ事。
 あの時私を生かして置いたことが、最大のお前の失策だった。
 だがそれ故、私は全ての記憶を取り戻し、
 お前を完全に消し去る術を得たのだ!」

侍の目が燃えた。

「夜屍斗、今度こそお前は終わりだ!」

そういうと、侍は刀を構え直した。
刀を包む目映い閃光が夜屍斗の目を眩ませる。

「うっ?!」

侍は一瞬の内に刀を前方へと振り下ろし、爆風を巻き起こす。
風は白い羽を生みだし、容赦なく夜屍斗に斬りかかる。

夜屍斗は残ったもう片方の翼で身を守ろうとする。
だがしかし、その翼もまたボロボロになり、切り裂かれ、ボトリと落ちた。
斬り落とされた部分からは、どす黒い血がしたたり落ちる。

「よくも・・・ッ!」

そう夜屍斗が言った瞬間。
侍は目にも止まらぬ早さで、夜屍斗目がけて斬りつけた。

秒速の灼熱の刃だった。
疾風烈火鳥剣。
炎のような目を持つ文鳥達が夜屍斗を、その身体を焼く尽そうと取り囲む。

「ぐあぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーッ!」

ザクリ、と重い手応えと同時に、侍の身体にも激痛が走る。

そう、彼は夜屍斗と刺し違えていたのだった。
指先から伸びる何本もの鋭い刃が、彼の身体をも貫いていた。

それには構わずズブリ、と侍は、渾身の力を込め、
更に内臓の奥深くへとその刃を刺し込む。

肉の焼け焦げる臭いが辺りを包んだ。

「雫・・・っ!矛を!!」

侍がそう叫ぶのと同時に、雫の持つ矛がシャン!と音を放った。
その音は幾重もの波動となり、侍の持つ刀へと伝わった。

すると刀は光りを放ち、煌めき、
見る見る内に白い炎に包まれる太刀へとその姿を変化させた。

またこの姿こそが、この愛刀の真の姿でもあったのだった。

一気に侍は太刀を上部に引き上げると、更に下へともう一度振り下ろす。
すると刃が触れた所から、
徐々にハラハラと夜屍斗の身体は粒子へと変わって行く。

信じられぬという風に、夜屍斗の目が見開かれる。
無念の表情を浮かべながら、夜屍斗は呟いた。

「なぜ・・・ッ!?」

微塵の粒子へと姿を変え、
夜屍斗は跡形もなく刃の中へと吸収されて行く。
太刀の白い炎は徐々に消え去りながら、
最後に円陣を描き出すと、青い煌めきを放った。

これで完全に夜屍斗の身体と魂は封印され、浄化された。
もう二度と外界へと解き放たれ、
現世・来世とも現れることはないだろう。

その瞬間、太刀を握る侍の膝ががくりと落ちる。

「あきのすけ様ッ!」

雫が、侍の側へと慌てて駆け寄った。

「雫・・・」

苦しそうに肩で息をする侍。

「済まぬ。
 だい・・じょうぶ・・・だ・・・」

雫に支えられ、侍はゆっくりとその場に横たわる。

「雫・・・眼に光りは戻ったか・・・?」
「はい!」

雫は侍の手を握る。

「あなたの眼、髪、その姿、全てが・・・
 私の頭の中にいたあきのすけ様の姿が今、目の前にハッキリと」

「そうか・・・
 良かった・・・」
侍は嬉しそうに微笑んだ。

「それより傷を癒さねば!」
雫はその両手を侍に翳す。

「いや・・・、雫・・・」
「はい?」
「どうやら・・・私は・・・
 しばらく眠りに着かねばならぬようだ・・・」
「えっ・・・?」

「癒しは必要ない・・・」

「な?何を言って・・・?
 そんな身体では!」
「いや・・・、必要ないのだ・・・
 それよりも・・・何があろうとも、
 このまま一緒に私を連れ帰って欲しい・・・」

どくどくと流れ出る侍の血が、着物を真っ赤に染め上げて行く。

「そんなッ?!
 死んでしまいますわっ!!」
「心配する・・な。
 大丈夫だと・・・いうのに・・・」

「いいえッ!」
雫は必死に侍の傷を少しでも自分の力で癒そうと、
手を翳し、出血を止めようと試みる。

「雫・・・?
 無駄だ・・・この血は・・・」

「いやっ!いやですッ!!」

雫の眼から涙が溢れ出す。

「何を泣く・・・?
 泣く必要などない・・・」

侍は手をゆっくりと伸ばし、雫の頬に指を当て、伝う涙を拭う。

「泣くな・・・」
「あきの・・・」
「雫・・・泣いてはならぬ・・・」
「は・・・い・・・」
「必ず戻るから・・・約束す・・・る・・・」
「はい・・・」

「雫・・・
 そなたの全てが愛しい・・・」

そう言うと侍は微笑み、そっと雫の銀色の髪に振れた。
そして小さな声で呟く。

” 何度私はこの髪に触れたいと思ったことか・・・
 お前の瞳の中に映る私を見たいと思ったことか・・・”

そして、微かにもう一度笑ったその瞬間。
その手が力なく突然崩れ落ちる。

「やっ!?
 そんな・・・ッ?!
 あきのすけ様ッ?!
 いやっ!
 いやですーッ!!」

彼の手を雫は強く握り、そう叫んだ。

「そんな・・・
 そんな・・・っ!
 あきのすけ様の命と引き替えの眼なんて・・・っ!!」

どんどんと侍の身体の温もりは消え、冷たくなって行く。
侍の手を握ったまま、呆然とその場に座り込む雫。

だが、どんなに待っても彼のそのオレンジの瞳が、
二度と雫を見つめることはなかった。


どれほどの時間そうしていたのか。
夕暮れ色に空が染まっていた。

いつの間にかルトが傍らにおり、雫と一緒に侍を見つめている。

しばらくすると、ルトは侍の胸の上にちょこんと止まり、
目を閉じて、そこに腰を落ち着ける。

なぜかルトは悲しんでる様子もない。

「霧王様が・・・呼んだんでしよ・・・」

ポツリと呟くルト。

「えっ?!」
「霧王様が次の力を蓄えよと・・・
 侍を自分の元へと呼んだんでし」
「なっ・・・?!」
「長い間これまで闇に囚われ、戦ってきた侍の心が、
 霧王様の元で安らぎを得て、また新たな光りを取り戻し、
 力を蓄えて戻ってくるでしよ・・・

 流れ出たこの血は、夜屍斗の血なんでしね・・・。
 あの時飲んだ血杯の血が、やっと侍の身体から抜け出たのでしよ。
 だから雫おねぇちゃん、泣いてはダメでし!
 侍は死んだ訳ではないんでしから・・・!
 きっと侍は戻って来るでし。
 必ず!ボクらの元へ!!!」

必死で涙を堪えようと、雫の身体が震える。
けれど、溢れ出す涙を止めることはできなかった。
ポタポタと侍の頬に雫の涙が落ちる。

「そう・・・
 そうなのですか?
 あきのすけ様・・・。
 ならば、私は・・・あなたの目覚めるその日まで、
 再びあなたの笑顔を、
 温もりを感じることができる時まで、
 私はいつまでも待っています・・・」

「さあ・・・雫おねぃちゃん、侍を連れて帰ろうでし!」

ルトがそう言った時だった。
侍の愛馬が駆けてくるのが見えた。

侍の身体を乗せやすいように馬は脚を折り、
静かに待つ。

雫は重い侍の、長身のその身体を抱き起こし、
時間を掛け、ようやく馬の背へと乗せた。
そして、彼の持っていた太刀を馬の横っ腹へと結び付けると、
侍を抱き抱えるように自分も馬の背へと跨る。

行きましょうかと、雫がルトに声を掛けたその時。

” 行くぞ!ルト!”

聞き慣れた声が聞こえた。
ルトはキョロキョロとし、自分の耳を疑う。

それはまさしく侍の声だった。
だがしかし、今はもう語るはずもない侍が目の前にいるだけだ。

” 今・・・?
 侍・・・何か言ったでしか?”

バサバサとルトは侍の肩に乗り、じっと彼の顔を見つめた。

” ああ、そう・・・!
 そうなんでしね?”

「どうしたの?ルト」
雫が不思議そうに、そんなルトを見て言った。

「ううん・・・何でもないでしよ。
 雫おねぃちゃん、ラグが首を長くして待ってるでしよね。
 それに・・・侍も早く帰りたいでしって!
 でも少しだけ寄り道をして、海岸沿いを行くでしかね。
 夕陽が落ちる水平線はすごくきれいなんでしって」

そういうと、ルトはふふふっと笑った。


帰り道を急ぐ雫達の頭上には、
いつの間にか沢山の鳥達の姿が、
どこまでも彼らを守るように着いて行く。

ルトはそれを見つめながら思う。

” うん。
 いつだってボクには侍の声がちゃんと聞こえるでし。
 大丈夫。雫おねぃちゃんはボク達みんなでちゃんと守るでし。
 だから、安心してゆっくり休んで来るでしよ。
 ね?侍”
                   ー完ー

samu05.gif
@文鳥侍:懐古編等はこちら(※連載中ではなく、休載中です)


拍手する にほんブログ村 鳥ブログ 文鳥へ blogram投票ボタン
read more...
2012/11/15(木) 17:55 | トラックバック(-) | comment(2)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。